インフルエンザを追うウェブ

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05/07/2009 by kaztaira

flue_arrival   新型インフルエンザが、ものすごいスピードで、世界規模の広がりを見せています。でもいったい今、どこでどのくらいの感染状況になっているのか。日々変わる断片的な情報からでは、なかなかイメージできません。

 

時々刻々更新されるネットの情報を集めて、新型インフルエンザの今の広がりが、一目でわかるようにしているのが「ヘルスマップ」というサイトです。もともとは感染症全般の情報を集めて共有しているサイトですが、新型インフルエンザの拡大を受けて、特設ページをつくったようです。

 

サイトを運営しているのは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの学生と、ハーバード大学医科大学院の助教を中心としたグループ。運営資金は、グーグルの社会貢献活動を担う「グーグルオルグ」から出されていて、米国立医学図書館や米疾病対策センター(CDC)なども協力をしているのだそうです。

 

このサイトがやっているのは、まさにウェブ2.0心あふれる、バリバリのマッシュアップ。国際感染症学会のメーリングリスト「プロメドメール」、世界保健機関(WHO)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)の発表資料に加えて、グーグルニュースの関連ニュースなどを自動収集。それを感染症ごと、地域ごとに分類し、グーグルマップに落とし込んでいくというものです。それぞれの地域にはマーカーが立ち、その色のグラデーションで、感染の度合いを現しています。マーカーをクリックすると、その地域に関連する発表資料やニュースが、表示されるようになっています。

 

残念ながら日本語には対応していませんが、英語、スペイン語、フランス語、ロシア語、中国語には対応。グーグル翻訳の機能を使って、他言語の情報も自動翻訳されるという小技の効いた作りです。

 

ペンシルベニア州ピッツバーグの研究者が1人でつくっている追跡サイトも、同じような発想でグーグルマップを使ったマッシュアップです。「ヘルスマップ」よりはぐっとシンプルなつくりです。

 

本家本元のグーグルは、グーグルオルグが以前から運営する「インフルエンザトレンド」があります。これは、ネットユーザーの検索行動のデータを解析して、インフルエンザの流行を観測するというもの。時系列で過去の傾向とオーバーラップして表示されるため、そろそろ流行がきつくなりそうだ、といった見込みをたてることもできます。「インフルエンザトレンド」は米国(と試験的にメキシコも)だけですが、日本版のグーグルトレンドでインフルエンザを調べてみることはできます。

 

日米の傾向を見比べて不思議なのは、日本では4月下旬、新型インフルエンザ発生・拡大のニュースに合わせて検索数がうなぎ登りなのに(もちろん発生地メキシコも同様ですが)、なぜか米国では、例年と同じぐらいの傾向で上昇カーブにはなっていないのです。国民性の違い、なのかもしれません。

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