「マイクロフー」のその先に

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07/31/2009 by kaztaira

インターネット業界は、はやり言葉が好きなコミュニティーです。ひと昔前(というのは気分的な問題で、実際には2004年)に話題になったフラッシュムービー「EPIC2014」。ウェブ2.0企業を代表するグーグルとアマゾンが合併した「グーグルゾン」がメディア環境を支配するという、近未来のお話でした。

 

さて、”二つの月”はない現実の現在。ここ数日の話題をさらっているのは、マイクロソフトとヤフーの検索サービスにおける業務提携のニュースです。略して「マイクロフー」。これまでのグーグルと三つどもえの「検索エンジン戦争」が、二強時代に入ったということです。この検索エンジン戦争の歴史、なかなか紆余曲折だらけです。

 

ひとつの節目になったのは、やはり2004年。この年の8月、破竹の勢いのグーグルがナスダックに上場を果たしました。ヤフーは、グーグルの上場に先立ち、それまで使っていたグーグルの検索エンジンをやめ、買収したインクトミや、一世を風靡したアルタビスタなどの技術を統合した「ヤフー・サーチテクノロジー(YST)」を導入。またマイクロソフトは11月、それまで検索サービス「MSNサーチ」で使っていたヤフー傘下インクトミの検索エンジンをやめて、自社開発のエンジンに切り換えたのです。

 

06年9月、マイクロソフトはさらに検索サービスをリニューアルし、「ウィンドウズ・ライブサーチ」をスタートしました。  そして08年1月から始まるマイクロソフトとヤフーをめぐる買収、提携をめぐるいったりきたり。さらにヤフー+グーグルのネット広告提携話と破談、ジェリー・ヤンCEOの退任。  マイクロソフトは今年6月には、ライフサーチをさらに進化させた「ビング」に切り換えたところでした。「ビング」には、「グーグルキラー」との呼び声もあった中でマイクロソフトが買収した自然言語検索エンジン「パワーセット」の技術も統合されているようです。その果ての「マイクロフー」です。

 

マイクロソフトとヤフーの発表によれば、今後、YSTの技術も、ビングに統合されていくとのこと。混沌とした検索技術の歴史的遺伝子が、原形をとどめていたり、いなかったりして、さらに溶け込んでいくのでしょう。

 

果てしなく膨張し続ける情報の宇宙。しかし、利用者がその時々に欲しいのは、まさに探している情報、そのものただ一つです。そこに向けて、技術はどう進化していくのか。「検索エンジン戦争」、話題は尽きません。

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