短いアドレスでわかること

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12/15/2009 by kaztaira

アサヒ・コムにもCNETニュースの記事「グーグル、URL短縮サービス「Google URL Shortener」を提供開始」が掲載されていたので、読んだ方もいるだろうが、グーグルが短縮URL(アドレス)のサービスを始めた、と14日付けで発表した。
短縮URLというのは、主にミニブログ「ツイッター」などへ、記事などのリンクを投稿する時に使うものだ。例えば、上記のCENTの記事のURLは「http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT200912150013.html」。だが、これで54文字分。ツイッターは140文字しか書けないので、URLが長いと、他のことがあまり書けなくなってしまう。

そこで、その代用として、「http://bit.ly/861cqn」のようにURL短く縮めてくれるのが、短縮URLサービスだ。これは「ビットリー(bit.ly)」というサービス。どんな長いURLでも「bit.ly/xxx」と縮めてくれる。ツイッターで標準的に使われている短縮サービスだ。もともとのURLと短縮URLは、この場合は「ビットリー」のサーバーの中で紐づいている。

グーグルの短縮URLサービスは、これが「goo.gl/xxx」になるようだ。ブラウザーに組み込んで使う「グーグル・ツールバー」と、ブログなどの配信・解析サービス「フィードバーナー」の機能として提供されるらしい。らしい、というのは、このツールバーをダウンロードして、いろんなURLで試してみたけれど、このブログの更新時点では、全然短縮されないので、今のところなんともいえない。

大人気の交流サイト「フェイスブック」も同日、携帯サービス用に新しい短縮URLのサービスを始めたようだ。「今日は短縮URLの日」とどこかのネットニュース(だったかブログ)が書いていた。フェイスブックの場合は「fb.me/xxx」。

ちなみに、日本のアドレスが「.jp」なように、本来の使い方でいうと、「.ly」はリビア、「.gl」はグリーンランド、「.me」はモンテネグロを示す国別のアドレスだ。昨日紹介した動画配信サービス「ユーストリーム」のアドレス「ustream.tv」の「.tv」はツバル。

ビットリーにとっては、強敵出現だが、このURLを短くするだけのサービスが、どうして話題になるのか?

それがネット上の利用者の動きを解き明かすデータになるからだ。

URLを短くしてツイッターで紹介するということは、良きにつけ悪しきにつけ、そのブログや記事が関心を引く内容だ、ということを証明している。ネットの上の膨大な情報の中で、「語るに足る」というお墨付きを与えることになる(自分のブログを紹介したりする場合は、「読んでみて」という別のメッセージだが)。それがさらに次々と転送されていくようなら、これはもう、重要な情報に違いない。

さらに、ツイッターで紹介された記事を読者が読もうとすれば、いったん短縮URLのサービス事業者のサーバーにアクセスすることになり、その記録データも集めることができる。例えば、ビットリーの場合、私が短縮URLにしてツイッターに投稿した記事が、何回クリックされ(読まれ)、読者はどこの国からアクセスしているのか、といったデータも見ることができる。

利用者の関心、刻々と変わる話題の変遷など、ツイッターを取り囲むリアルタイムのネット空間について、詳細な記録を手にすることができる。「データ収集癖」があるグーグルが、気にならないはずがない。グーグルは(マイクロソフトも)、そんなデータが欲しくて、すでにツイッターと提携関係にある。

次は、ツイッターとは切っても切れない関係の、短縮URL、というのは、水が流れるような当然の成り行き、と言える。

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