「不自由な国」でネットを使うには

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01/23/2010 by kaztaira

仕事や生活をITで便利にしていくアイディアサイト「ライフハッカー」に、タイムリーな記事が。「プライバシー貧困国を旅するためのインターネット・サバイバル・ガイド

 「中国」も「クリントン」も登場しないが、極めて実用的で勉強になる。
 そもそも、パソコンは盗まれたりする危険があるから、持ち歩かない。そして、基本はプログラムもデータもネット上から利用するグーグルなどの「クラウド・コンピューティング」。ネット接続は、現地の安価なネットカフェで。
 それでも、手元に欲しい基本プログラム、さらに慎重に扱いたいパスワードの数々は、安全対策が施されたUSBでパスポートなどと一緒に、肌身離さず持ち歩く。そういった、軽量版のプログラムを集めた「ポータブルアプス」というセットも、ネットで公開されている。
 昨日の「携帯メールが少女を救った」でも紹介した21日のクリントン米国務長官の演説「インターネットの自由について」では、米国が、政治的な検閲を回避するための技術開発を支援している、と述べている。
 その一つが「トーア」だ。ライフハッカーの記事でも紹介されている。
 これは、米海軍研究所(NRL)の支援で開発され、米のネット人権団体「電子フロンティア財団(EFF)」も支援をしてきたネット通信の匿名化のための技術だ。
 ネットの通信は、通常は、利用者と接続先のページとの経路が「一直線」で結ばれるため、「誰」が「どのページ」を閲覧したのかが、ネット検閲システムが敷いてあればわかってしまう。
 「トーア」は、ボランティアが提供する複数のサーバーを動的に経由することで、この通信経路を迷路のようにぐるぐるかき回し、検閲の追尾を「まいて」しまう技術だ。NRLがそもそも開発した技術「オニオン・ルーティング」が元になっている。どこまでむいても、「実」はでてこないということだ。
 ワイアードのこの記事(「米海軍が産み、オープンソース陣営が育てる匿名ネット技術『トーア』」) に詳しい。
 「ビジネスウイーク」のこの記事によると、トーアの利用者は50万人程度で、中国からの利用数は中でもトップクラスだという。「迷路」を構成するサーバーは2000台。だが、昨年10月1日の中国建国60周年記念式典に先立つ9月25日から、「トーアが使えない」という声が寄せられるようになったという。迷路サーバーの大半が、ブロックされたようだ。
 しかし、トーアは新たにサーバーを提供してくれるボランティアを募り、対抗している。
 これもまた、自由なネットの力だ。
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