「グーグルは国家じゃない」

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02/02/2010 by kaztaira

31日までスイス・ダボスで開かれてた世界経済フォーラム、通称ダボス会議。ハイテク業界の年中行事、関係者全員集合の趣のあるこの会議。当然のようにグーグル一行も参加。最高経営責任者(CEO)のエリック・シュミット氏らが、現地で会見を開いたようだ。その模様を、ブロガーのジェフ・ジャービス氏らが、伝えている。

 グーグル側は、シュミットCEOのほか、国際営業兼事業開発担当社長のニケシュ・アローラ氏、検索製品およびユーザー エクスペリエンス担当副社長のマリッサ・メイヤー氏、傘下ユーチューブの共同創業者、チャド・ハーレー氏、企業開発担当副社長、最高法務責任者のデビッド・ドルモンド氏。
 ドルモンド氏は、「グーグルは中国を後にするか」でも紹介したように、「中国撤退検討」の文章を公式ブログに発表、中国問題、および「グーグルの『敵』はいたるところに」でも触れたように、イタリアではユーチューブ関連の裁判で訴追を受けている当事者でもある。
 シュミット氏は、会見でドルモンド氏のことを、冗談で、グーグルの「主席外交官」と紹介したらしい。軽口としては、やや間が悪い。国際的なネット検索市場でも、そして特に中国問題でも、グーグルの国家並みの存在感が、様々な反応を巻き起こしている中でのことだ。
 ガーディアンのアラン・ラスブリッジャー氏は、そのものずばり、「グーグル、もう一つの国家」という見出しで、この会見の模様を伝えている。
 中国問題。「グーグルの価値観に沿った決断をした」(シュミット氏)、「中国と世界のその他の国々で取り扱いは変えない」(ドラモンド氏)。
 そして、シュミット氏は、ドラモンド氏のことを「外交官」と呼んだことが、誤解を生む表現だったと謝罪。その上で、グーグルは国家ではない、法律をつくるわけでも、警察権力や、まして外交官を持っているわけでもない、と強調したという。この中国問題は、あくまで政府間の問題だ、と。
 ジャービス氏、さらに突っ込む。フランスやドイツ(主にグーグル・ブック検索問題への反発)、ニューズ・コーポレーション(グーグルの天敵、ルパート・マードック会長兼CEO)、それに中国から、聞こえてくるのは恨み節。孤高の立ち位置は、寂しくはない? それはグーグルが巨大になりすぎたから? 広報戦略の誤り?
 いずれもノー。「グーグルはイノベーションを進める。だから、存在そのものが破壊的だ」「それがどんな気持ち? グーグルは正しい場所にいるな、と感じている」(シュミット氏)
 アップルのタブレット端末「アイパッド」についての質問も。この答えはなんとなく皮肉っぽく。
 「あなたは、大きな電話と、タブレットの違いを教えてくれようとしているのかな」(シュミット氏)
 さて、グーグルと新聞。「グーグルCEOの新聞救済策」、「一夜明けたら、ポストとタイムズとグーグルが・・・」などでも紹介したように、この関係は、ビジネスと心情が、複雑に交錯する。
 「高品質のコンテンツあってのグーグルだ」(シュミット氏)。グーグルは、新聞経営者の増収策を手助けするつもりだし、より利用者の関心に合った、よりよい広告商品をつくっていく。課金のお手伝いもしていく、とメイヤー氏。
 何度か、聞いた話ですね。
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