グーグルの「2車線検索」とは

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02/04/2010 by kaztaira

グーグルが昨年10月に発表していた検索の新機能「ソーシャル検索」が先週、試作サービスから、本番機能として使えるようになったようだ。今のところ、英語版だけのようだが。

 「グーグル、『Social Search』ベータ版を公開へ–SNS上の友人のコンテンツが検索可能に」(CNET)
 グーグルの検索機能では、ウェブページへのリンクを「投票」とみなして、その数や重要度を分析する「ベージランク」という技術や、ページ内の情報と検索語の関連性を分析する「ハイパーテキスト一致分析」という技術などを組み合わせて、順位付けをした検索結果を表示している。
 つまり、基本的には、機械がいろんな評価軸を組み合わせて、自動的に答えを吐き出している。新機能「ソーシャル検索」は、ここに「知り合いの声」を加えるのだという。
 グーグルで自分の「プロフィール」のページに、ツイッターやフェイスブックなどの交流サイト(SNS)の情報を登録。その上で、検索を行うと、ネット上の「知人」が、その検索語に関連してブログの投稿や、ツイッターのつぶやきをしていれば、「ネット上の知人からの検索結果」として、それが表示されるというものだ。
 検索画面左側に表示される「検索ツール」にも、「ソーシャル」という項目がある。これをクリックすると、その「知人」たちの言及だけが、表示される。「友だちの輪」検索だ。
 「ニュースが私をみつける」でも触れたが、知り合いや、直接の知り合いではなくても信頼を置いている人の判断をフィルターに、情報を検索する。そんな「ソーシャル」な情報への接し方は、ウェブで大きなテーマになっている。
 その、ソーシャルな情報を、検索結果に組み込んでいくこの「ソーシャル検索」が、グーグルとしてのひとつの「解」、ということだ。
 ウェブの世界で「導師(グル)」とも呼ばれる著名ブロガー、デイブ・ワイナー氏が、この「ソーシャル検索」について紹介している。「グーグルの2車線検索はウェブを良くする
 ワイナー氏は、現在、ニューヨーク大学アーサー・L・カーター・ジャーナリズム研究所の客員研究員。だが、「マニラ」という最初期からのブログ作成・配信システムや、RSSというブログの配信規格、「ポッドキャスト」という音声ブログ配信の開発など、この間のウェブの進化を主導してきた人物。
 ビジネスウィークの「ウェブで最も影響力のある25人」で、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の開発者ティム・バーナーズリー氏や、グーグル創業者の2人、アップルのスティーブ・ジョブズ氏、ニューズ・コーポレーションのルパート・マードック氏、ウェブ閲覧ソフト(ブラウザー)「モザイク(後のネットスケープ)」開発者マーク・アンドリーセン氏らと並んでいる。
 そして、歯に衣着せぬうるさ型としても知られるワイナー氏が、「グーグルが、何より重要で影響力もある、そして基本的には”良い”機能を、中核の検索サービスで公開した」と、かなりの賞賛ぶりだ。
 ワイナー氏は、この「ソーシャル検索」を、「2車線検索」と呼ぶ。機械と人の声が、2車線で検索の道路を走るというイメージなのだろう。
 そしてこの機能、そもそもワイナー氏が、ブログで「こんなこと、できないかな」と、グーグルへのあて書きとして提案していたものだという。賞賛ぶりには、そんなところもあるのだろう。
 私も、プロフィールにツイッターの登録情報を入れて試してみた。ただ、「知人」がそれほど多くないこともあってか、もう一つ感動はなかった。それにしても、ウェブの流れが、この方向であることは、間違いない。注目していきたい。
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