アイパッドは新たなCD-ROMか

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04/03/2010 by kaztaira

アップルのタブレット型携帯端末「アイパッド」の米国での発売、4月3日を前に、ブログもツイッターもこの話題一色。ネット系のニュースをチェックしている私のツイッターも、「アイパッド」だらけだ。

 テックブログ「バレーワグ」は、マスメディアのアイパッド対応をまとめたマニアな記事を掲載。「アイパッドを未来のニュースポータルに」。雑誌の「GQ」「タイム」、「ニューヨーク・タイムズ」「ウォールストリート・ジャーナル」「USAトゥデー」「ル・モンド」など新聞や「ブルームバーグ」「ロイター」などの通信社、「ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)」「CNN」、スポーツチャンネル「ESPN」などなど。
 これだけ盛り上がっていると、一方で冷めた声というのも、聞いてみたい。
 人気ブログ「ボインボイン」で、常連ライターでSF作家のコリィ・ドクトロウ氏が、こんな記事を書いている。「私がアイパッドを買わない(あなたも買ってはいけない)理由
 その「理由」の一つにあげるのが、「アイパッドはCD-ROMの再来」という点だ。
 最近ではほとんど見かけることもなくなったCD-ROM。でも確かに、かつてはCD-ROMこそマルチメディア、という時代があった。文字だけでは体験できない、音楽や動画も連動した「リッチ」なコンテンツの可能性、メディアの進化形、などと。
 なるほど、最近どこかで、同じようなフレーズをよく聞くなあ。
 テック系DIY雑誌「メイク」編集長、デイル・ドグハーティ氏も、「アイパッドにはハイパーカードが必要」で、アイパッドに、80年代末のCD-ROM市場を思い出す、と書いている。
 そんな、前ウェブ時代の遺物が、形を変えてまた、というのがドクトロウ氏。パッケージに閉じたCD-ROMと、開かれたウェブ、そしてアップルに閉じたアイパッド、という相似形を指摘する。
 さらに、ジャーナリズム産業は、アイパッドに「大丈夫、みんなもう一度お金を払ってくれるようになるさ、と言ってくれるパパの姿を追い求めている」と。
 ニューヨーク大ジャーナリズム教授、ジェイ・ローゼン氏も「ドクトロウ氏の言うとおり」。
 新聞、雑誌のアイパッド用アプリケーションのデモ映像を見ていると、マルチメディアなCD-ROMテイスト満載ではある。そこに、さらに新しいものが加わってくるのか、利用者が新しい使い方を発見するのか。

 とりあえずアイパッド、1台買っておくことになるのだろうか。

◇    ◇

流浪の連載「メディア激変」は、土日はお休みです。次は月曜日、5日の夕刊(夕刊のない地域は6日の朝刊)に掲載されます。鳩山首相にツイッターをアドバイスした「さとなお」( @satonao310 )さんの登場です。

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