NY新聞戦争、紙でネットで

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04/27/2010 by kaztaira

米ABC調べで、3月末までの半年間の新聞の平日売り上げ部数が、前年同期に比べて約9%減になっている、というニュースがニューヨーク・タイムズに。

 トップ25紙のうち、サンフランシスコ・クロニクルは実に約23%減。ニューヨーク・タイムズ自身も平日部数は8.5%減の95万部だという。

 ウォールストリート・ジャーナルは、この25紙中、唯一0.5%の増加。40万の電子版有料購読者数が下支えしているようだ。

 

 そしてニューヨークは、週明けから「新聞戦争」らしい。地元の大看板、ニューヨーク・タイムズの軒先に押し入ろうというのが、ウォールストリート・ジャーナルだ。
 月曜日、かねて予告の16ページ立てニューヨーク版別刷りがスタートした。ニューヨークの地域ニュースに力を入れ、広告主の獲得競争に乗り出すということだ。
 APは「米国最大の新聞戦争」と評し、ウォールストリート・ジャーナルが広告料の値下げによる持久戦を仕掛けている、と伝える。
 ニューヨーク版は、もちろんウェブページも登場している。
 あわせてこんなサービスも始めた。人気の場所情報共有サイト「フォースクエア」との連携だ。スマートフォンのGPSによる位置情報を使い、お店や名所などについての感想、情報を書き込んで、共有するサービス。ある条件をクリアすると、「バッジ」がもらえたりする。
 ウォールストリート・ジャーナルは、ニューヨークを対象範囲に、独自の「バッジ」を発行するほか、その場所に関連したニュースを提供していくのだという。テックブログ「マッシャブル」などが伝えている。
 「フォースクエア」とは、ニューヨーク・タイムズもすでに提携しており、バンクーバー五輪で活用したりしている。
 タイムズのブログで、同紙の声明が引用されている。
 「ようこそニューヨークへ。歓迎のしるしとして、ジャーナルの記者仲間の皆さんに、ちょっとしたアドバイスを。ドジャースは、今は、ロサンゼルスでプレイしていますよ。ソーホーというのは、ハウストン通りの南という意味ですよ。ニューヨーク・ファッションウイークの開催場所はリンカーン・センターに移りましたよ。ツアー中のバンド、アイドルワイルドは、今、ケネディ空港にいますよ。キャッツは、もうブロードウェーではやってませんよ」
 ブルックリンが本拠地だったドジャースは、50年以上前にロサンゼルスに本拠を移している。ソーホーの由来は、観光ガイドを見るまでもなく。ブライアント・パークで開催されてきたショーは、次回から開催場所を変更。キャッツネタも、読んで字のごとし。
 かかってらっしゃい、ということか。
 ◇    ◇
 ネットとメディアの地殻変動を描く「メディア激変」を夕刊(夕刊のない地域では翌朝刊)で長期連載中です。アサヒ・コムも掲載。ツイッター(@asahi_media)でも発信しています。
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