ツイッターとジャーナリズム

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10/05/2010 by kaztaira

先週の投稿「ビジネスに先立つ『価値』の話」で、東京・恵比寿のデジタルガレージであった「ザ・ニュー・コンテクスト・カンファレンス2010」での、ツイッター共同創業者、ビズ・ストーン氏の発言を紹介した。

 

biz stone

 

 そこでは触れなかったが、ストーン氏はこのカンファレンスの中で、ツイッターとジャーナリズムの関係についても、面白い話をしていた。そのことも紹介しておきたい。
 そもそも、ツイッター今のような広がりを見せた背景のひとつに、様々なニュースの現場からの発信ツールとして、それらのニュースのリアルタイムの受信ツールとして、重要な役割を果たしたという点がある。
 「地震、山火事、洪水などの自然災害、政治的激変や様々な選挙を通じて、ツイッターは人々の生活の不可欠で重要なものとして浸透していった」とストーン氏は話す。
 2008年5月の中国・四川大地震、同年11月の米大統領選、翌年1月のUSエアウェイズ機不時着事故(ハドソン川の奇跡)、同年6月のイラン大統領選、今年1月のハイチ大地震、2月のチリ大地震――。ツイッターを介した情報は、ニュースの第一報として人々が目にし、メディアを駆け巡った。
 昨年1月、米ワシントン州で起きた洪水被害では、ほとんど面識もない別々の地元新聞社の記者が、ハッシュタグ(キーワード)を決め、被害状況をツイッターで発信。それ以外の新聞社による情報もリンクで引用し、共有したという事例もあった。
 ツイッター空間とジャーナリズムは、極めて深いかかわりを持ち始めている。
 ストーン氏は会場からの質問に答える形でこんな話をした。
 「ツイッターは新聞や雑誌を殺すのか? 私はツイッターは、報道とは補完的な役割をもっていると思う。たった今、あなたの回りでどんなことが起きているのか。ツイッターは、それを人々が見つけ出すように発信できる情報のネットワークだ。ツイッターでは情報は瞬時に広まる。中国で起きた大地震の第一報を、ツイッターで知った人もいるだろう。ツイッターとジャーナリズムは、極めて補完的に機能する。第一報が瞬時に広まり、やがて事態の進展とともに、この地震が中国にどんな影響を及ぼすのか、といったより大きな視野、プロのジャーナリズムのアプローチを、ツイッターユーザーにリンクを介して紹介していく。ジャーナリズムを手助けしていく、そんなツイッターの力を信じているし、それがツイッター空間そのものを進展させていくと思っている」
 その先に広がる可能性を、私たちジャーナリズムの側の人間も、考え抜く必要があるだろう。
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