ウィキリークスが増え続ける

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12/06/2010 by kaztaira

内部告発サイト「ウィキリークス」が増え続けている。その数は300を超えているという。

 サイトの発信元サーバーとして、米アマゾンのクラウドサービスを利用していたが、これがアマゾンによって閉鎖された。さらに、ウィキリークスのネット上のアドレスのもとになるドメイン名「wikileaks.org」を管理していた米「エブリDNS・ネット」からも、外部からの大規模な分散サービス妨害(DDoS)攻撃があったとして、ドメイン名の運用を停止された
 そこで日本時間の3日にまず、新たなウィキリークスの接続先として、ドメイン名なしでIPアドレス「88.80.13.160」をツイッターで表示した。これはウィキリークスがメール用に使っていたサーバーのIPアドレスらしい。その後、スイス「wikileaks.ch」、4日にはドイツ「wikileaks.de」 フィンランド「wikileaks.fi」、オランダ「wikileaks.nl」でのドメイン名を取得、同じサイトを複数のアドレスで開設している。
 ただこの時点では、もとになるウェブサーバーはそう、いくつもあるわけではなさそうだった。それは、複数のアドレスからアクセスしても、表示されるIPアドレス(ネット上の電話番号)は同じだったりしたからだ。つまり、1本の電話番号に複数の住所がひも付いている状態だ。
 この日本時間4日には、寄付金の受付口だったネット決済サービス「ペイパル」がウィキリークスとの口座取引を打ち切っている
 ところが日本時間6日になって、事態は変わってきた。自前のドメインやIPアドレスではなく、一般からのサーバーの提供を募り始めたのだ。ウィキリークスはサイト内に「ミラーサイト」用のページを設けた。ミラーサイトとは、ウィキリークスのコピーを保存し、発信するサイトだ。ボランティアがサーバーの一部分を貸し出し、ウィキリークスのコピーを発信することで、外部からのDDoSなどの攻撃やサーバー遮断などを受けても、情報の公開それ自体は持続できるという仕組みだ。
 ミラーサイトにサーバー提供元への「登録用サイト」もあり、日本時間6日昼過ぎには、ですでに355のサイトが登録されているとツイッターで公表している。これによって、包囲網を敷かれていたウィキリークスが、逆に増殖を始めたのだ。
 情報統制国家からネットワーク監視の目をかいくぐって市民がネットを利用する際、通信元を隠すために「匿名代理サーバー」というものが使われる。サーバーを提供するボランティアなどが運営したりしている。ただ、監視当局もそれを探し当て、通信を遮断しようとし、さらに新しい「匿名代理サーバー」が立ち上がるなど、「モグラ叩き」のような攻防が繰り広げられる。
 ウィキリークスの増殖は、そんなネットのダイナミクスを反映しているとも言える。
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