ウェブで震災情報を力にする

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03/19/2011 by kaztaira

情報を共有することが力になる。グーテンベルクの活版印刷技術からウィキリークス、エジプト革命まで、新しいメディアが社会に与えてきた変化だ。その取り組みが、東日本大震災でも続いている。

 

 

 震災情報サイト「sinsai.info」が開設されたのは11日、東日本大震災発生から数時間後だ。だれもが自由に使える地図作りに取り組む国際グループ「オープンストリートマップ」の日本のメンバーらが中心となり、災害情報集約のためのオープンソースのプログラム「ウシャヒディ」を使って立ち上げた。

 「ウシャヒディ」はスワヒリ語で「証言」の意味。2008年、大統領選を機に起きたケニア暴動の情報集約のために弁護士でブロガーのオリ・オコーラさんらボランティアによって作られた。昨年1月のハイチ大地震、翌月のチリ大地震、先月起きたニュージーランド南部地震でも、被害状況の集約に活用された。
 このウシャヒディは、パソコンのほか、タブレット端末、スマートフォン用のアプリケーションもある。被害状況や救助要請、安否確認、避難所情報、医療情報などを場所の情報とともにウェブサイトに直接書き込むほか、電子メールreport@sinsai.info、さらに#jishin、#j_j_helpme、#hinan、#anpi、#311care、#genpatsuなどのハッシュタグ付きでツイッターからも投稿可能。ボランティアが情報の信頼度を見た上で公開する投稿内容は、場所ごとの件数とともに、地図上に表示され、地名などのキーワードや情報種別で検索することができる。
 サイトには19日午前の段階で、すでに4700件を超す情報が集約されている。これらは内外のボランティアが手分けしてチェックしているようだ
 ウシャヒディのパトリック・マイアーさんのブログによると、国内だけでなく、ハイチ大地震でウシャヒディのサイト立ち上げ拠点となった米タフツ大フレッチャー法律外交大学院のチームなど、海外とも連携しているようだ。
 さらにリリースによると、地図情報の入力や、国際発信のための情報の英訳のボランティアを募集している。

 

 ハイチ、チリ、ニュージーランドでも使われたサービスは他にもある。グーグルが提供している「パーソンファインダー」だ。消息情報の提供と、その情報の検索ができるサービス。地震発生から約2時間後、特設サイトとともに立ち上げたようだ。パソコン、携帯電話から利用できる。
 グーグルはさらに、写真共有サービス「ピカサ」を使い、避難所の名簿を写真に撮って携帯電話でメールtohoku.anpi.google@picasaweb.comをするだけで、ネットに公開できる仕組みを作った。これを順次、パーソンファインダーに入力。そのためのボランティアも募っている
 これに加え、NHKの「安否情報ダイヤル」の情報、携帯電話各社の「災害用伝言板」の情報も集約し、19日午前時点で、30万件を超す登録情報がある。

 さらにこれらの情報を官民連携して統合する取り組みも進んでいるようだ。

 

 

 

 

 

 「助けあいジャパン」というフェイスブックのページが18日に立ち上がっている。ウェブサイト開設の準備も進められているようだ。以下のような説明がある。

 

 「このサイトは、特にこの数か月、インフラが整わず、現地の状況が困難な期間に、その手助けをするためにあります。足りない物資、足りている物資、やってほしいこと、やらなくていいこと。内閣官房震災ボランティア連携室からの情報提供を受けながら、可能な限り信頼できる情報を集めて掲載していきます。
 また、現地に入っているボランティアが、目の前にいる人を助けようとして直面する個別の様々な課題の解決をサポートする、知恵やノウハウが集まるところになります」
 ウェブは力になっていくはずだ。
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