グーグル+をニュースにどう使うか

コメントする

07/11/2011 by kaztaira

グーグルの新しいソーシャルサービス「グーグル+」が発表されて2週間近く。起業家のビル・グロスさんの投稿によると、発表以来、グーグルの株価も上がっているようだ。7日からは、いったん閉じられていた招待機能も復活した。

 ソーシャルニュースサイト「ディグ」のCEOだったケビン・ローズさんは、自分のブログをグーグル+にリダイレクトすると宣言10段階評価で何点? と呼びかけたところ、平均で8点ぐらいのところに落ち着いているようだ。ブロガーのジェフ・ジャービスさんは、「グーグル+は宗教みたいなもの」と言っている。
 いろんな有名人も使っている。デルCEOのマイケル・デルさんは、わりと頻繁にグーグル+のビデオチャット機能「ハングアウト」をつかってライブチャットをしている。共和党の大統領選候補、ニュート・ギングリッチさんまで使い始めた。
 人気ブロガーのロバート・スコーブルさんクリス・ピリロさんをうっかりサークルに登録すると、投稿数が多い上に、それぞれことによっては100を超すコメントがつくものだから、それだけでストリームがあふれてしまう。
 ノイズを減らすためには、「足す」サークルだけでなく、「引く」サークル機能も欲しいという要望も、結構ある。今のサークル機能だと、まだ粒度が粗くて、受け手にとってノイズになったり、意図しない共有が起きたりしかねない。また、ツイッターのリツートのようなことを、自分のサークル内の人が何人もがやれば、同じ投稿が繰り返し表示されることになって、うっとうしいという「共有」のコントロールの問題は繰り返し指摘されている。
 フェイスブック・ページのような、ビジネスのブランディング用の機能に対する要望も多く、すでにそれらしいものを立ち上げているケースもある。これに対してグーグル側からは、正式なサービスは「準備中」との説明。
 ソーシャルテキストの創業者ロス・メイフィールドさんは、ブランディングに利用する場合には、すでに起きているサークル機能と「投稿洪水」の問題にうまく対処できないと、ブランド、利用者双方にとってメリットがない、と指摘している。
 そんな中で、「グーグル+はニュースに何をもたらすか」というジェフ・ジャービスさんのブログ投稿は、ジャーナリズムでの活用という面で、示唆に富む。
 ライブブログ、ライブツイートなど、イベントや事件などの現場からのネットを使った「生中継」はこれまでも行われてきた。グーグル+の特徴を、フェイスブックのようなインタフェースに、ツイッターのような速報性とオープンなつながり、と見ると、確かに、いろんな使い方が考えられる。
 ジャービスさんがあげるように、サークル機能をかませた取材チーム内での情報共有にはいいかもしれない。グーグルドックスなどのサービスと統合されれば、さらに使い勝手は広がるだろう。
 ツイッターのような140字というしばりもないので、投稿の編集機能を使って、記事をアップデートしたり、時間と共に写真や動画を追加していったり、という使い方もできる。ただその変更は、共有された先には反映されないので、そこをどうするかという問題は残る。
 あるいは、1本の投稿にまとめず、ツイッターの連続ツイート的に、アップデートは別物として投稿していくということもできる。ただ、その際には、それらをひもづけするハッシュタグのような機能がないと不便だ。さらにこれも、共有先に変更・削除が反映されない問題の解決にはならない。
 ニュースの受け手としてはどうだろう。グーグル+の機能の一つ「スパークス」は、グーグルニュースのキーワード検索みたいなものだが、今のところは表示されるニュースは、あまりピンとこない。これとツイッターのハッシュタグのような機能が組み合わさると、特定のニュースの展開を追い続けるのに、使い勝手はよくなるのかもしれない。
 しばらく、いろいろ試してみたい。
広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

アーカイブ

ブログ統計情報

  • 593,148 ヒット
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。