ツイッター発「暗殺」の噂

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02/13/2012 by kaztaira

そのツイートが流れたのは、日本時間11日午前5時ごろだったようだ。

 発信元は@BBCLiveNews。「速報ニュース:北朝鮮の指導者、金正恩氏暗殺される」。
 ただこれは、英BBCとは何の関係もない偽アカウントで、「金正恩氏暗殺」のニュースもでたらめだった、と@BBCLiveNews自身が明かしている。このアカウントは現在、「凍結」されている。
 アトランティックのオンライン版の記事によると、このツイートは1時間で2000人がリツイートしたという。
 「暗殺」話の出元は、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に流れていた噂話だったようだ。それをブログニュースの、「ゴーカー」が日本時間の10日夜10時前(米東部時間10日正午前)に、「金正恩氏が今朝、北京で暗殺、中国版ツイッターが伝える」との見出しで、「暗殺」を伝える投稿の英訳(グーグル翻訳による)を引用した。
 「信頼できる筋からの情報によると、北朝鮮指導者の金正恩氏が2012年2月10日2時45分、北京で殺害された。複数犯が滞在先に押し入り射殺。犯人側もボディガードに射殺された」
 北京の北朝鮮大使館に多数の車がとまっていた、という情報が火付け役になったのでは、との見立てとともに、投稿はデマである可能性が高い、とも述べてはいる。
 その約2時間後には、ロイター通信のサイトも、そんなうわさがウェイボーやツイッターで広まっている、という記事(ラップという提携メディア発)を掲載している。
 そして、メディアも確認に動いたのだろう。CNN電子版は日本時間11日午前8時前(日本語版は午後2時すぎ)、米政府高官による否定的コメントを掲載する。「北朝鮮の金正恩氏の暗殺情報が中国で流れる、根拠なしと米国」。
 「ゴーカー」も続報で、北朝鮮大使館の車は、2月16日の金正日氏が存命なら70歳になる誕生日を祝うパーティーのためだった可能性がある、としている。
 ちなみに、本物のBBCのウェブサイトも、このニュースを伝えていて、ウェイボーではこのうわさにまつわる投稿が38万件にものぼり、ツイッターの「トレンド」にも載った、という。もちろん、BBCの偽アカウントが凍結されたことも報じている。
 北京が舞台の北朝鮮がらみデマを否定するのが米政府だったりと、この話はややこしい。
 噂話に微妙にメディア(と偽アカウント)とリツイートが絡んで、デマ情報が肥大化する。今までにもあったことだけれど、導火線が短くなり、爆風が広範囲になっているような気はする。
 ※こんなこともあった翌日だけに、日曜日のホイットニー・ヒューストンさん死去のニュースは、本当かな、とずいぶん疑心暗鬼になった。
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