データジャーナリズムの実践者たち

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05/21/2012 by kaztaira

4月末にイタリア・ペルージャで開かれた「国際ジャーナリズムフェスティバル」で、データジャーナリズムなどのジャーナリズムのイノベーションに取り組むジャーナリストたちの話を聞くことができた。

 データのビジュアル化、ソーシャルメディアとの連携、コンピューター支援報道(CAR)の進化形など、その取り組みにかなりの厚みがあることもよく分かった。

 その一端は、先週、朝日新聞夕刊で掲載した連載「データジャーナリズムの世界」でまとめている。
 データのビジュアル化ということでは、まず名前が挙がるのが「データグル」とも呼ばれるガーディアンのサイモン・ロジャーズさん。連載の第1回「暴動の背景、あぶり出す」で取り上げている。
 昨夏、英国で発生した暴動の背景を、公開データのビジュアル化で見せるなど、データジャーナリズムの代表的な存在だ。
 ニューヨーク・タイムズのインタラクティブニュース・エディター、アロン・フィルホファーさん。連載第2回「読者も参加、新たな関係」 では、「インタラクティブグル」と言われるフィルホファーさんの、ソーシャルメディアも絡めて読者を巻き込んでい手法を紹介。
 「ネット時代のジャーナリズムは、技術の知識より、技術を取り込むというマインドが重要」というフィルオファーさんの見立ては重要だ。
 連載第3回「『革命』へハッカー結集」 では、元AP通信特派員のバート・ハーマンさんが東條。ニューヨーク・タイムズのフィルホファーさんも設立にかかわったジャーナリストとエンジニアのコミュニティー「ハックス・アンド・ハッカーズ」や、ハーマンさんが共同設立者となり、サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で話題になったキュレーションサービス「ストーリファイ」の話を。
 連載第4回の「ノウハウ持ち寄り共有」では、「国際ジャーナリズムフェスティバル」で公開が発表された「データジャーナリズム・ハンドブック」の話を、編集者リリアナ・ボーネグルさんから。さらに、ピュリツァー賞記者でデータジャーナリストのスティーブ・ドイグさんからは、コンピューター支援報道(CAR)とプリシジョン(精密)ジャーナリズムといった、データジャーナリズムの源流と、ジャーナリズムの今についての話を、それぞれ聞いている。
 話を聞かせてもらったジャーナリストたちは、そもそもは調査報道などが専門で、技術的なスキルは独学で覚えていったのだという。そして、「誰でもできること」と口をそろえる。

 まずはやってみることなのだろう。

詳報を改めて月刊ジャーナリズム7月号に掲載する予定だ。

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朝日新聞記者のネット情報活用術

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