データジャーナリズムの入門書

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06/11/2012 by kaztaira

以前に紹介した『データジャーナリズム・ハンドブック』だが、5月末となっていた書籍版(オライリー)の出版が少し遅れているようだ。米アマゾンを見ると、今のところ発売予定は7月となっている。

WS000000 ただ、オンライン版は今でも無料で全文を読むことができる。ここで、その内容を簡単に紹介しておきたい。
 ハンドブックは、「はじめに」「イントロダクション」「ニュースルームで」「ケーススタディー」「データの入手」「データの理解」「データの発信」の7章構成。
 「はじめに」にこの本の位置づけが端的に説明されている。
 「本書は、データジャーナリストになる、あるいはデータジャーナリズムをかじってみることに興味があるかも知れない、と思うすべての人たちへの役立つ情報源として企画した。
 (中略)データジャーナリズムとは何か、なぜそれが重要なのか、そしてどうやればいいのか。そんな疑問についての豊かでためになる会話のように、本書を読み進んでもらえればと思っている。
 ただ残念ながら、本書を読むだけではデータジャーナリストになるために必要な知識やスキルのすべてのレパートリーを網羅したことにはならない。そのためには、何百人という専門家たちが、やはり何百というテーマについての質問に答えるべく待機する巨大図書館が必要だ。だが幸いこの図書館は実在している。その名はインターネットだ。だから本書では、まずはどうやって始めればいいのか、さらにその先を知りたい時にはどこを探せばいいのか、といった感じをつかんで欲しい」
 データジャーナリズムの定義について、バーミンガム市立大学准教授のポール・ブラッドショーさんが簡潔に説明している。
 「データジャーナリズムは、それ以外のジャーナリズムとどこが違うのか? おそらくそれは、伝統的な〝ニュースの嗅覚〟や魅力的な記事を仕立てる能力と、今や利用可能となった膨大で多様なデジタル情報を丸ごと組み合わせることで切り開かれていく、新たな可能性だ」
 このほかにも、データジャーナリズムの第一人者、英ガーディアンのサイモン・ロジャーズさんの著書『事実は尊し データの力(Facts are Sacred: The power of data)』(キンドル版・邦訳なし)もいい入門書だ。こちらもいずれ書籍版が出るという。
 「データジャーナリズムは汗かき仕事が8割、アイディア1割、アウトプット1割」「すべてはストーリーのために」

そんな示唆に富む〝ルール〟が並んでいる。

  『データジャーナリズム・ハンドブック』が公開された「国際ジャーナリズム・フェスティバル」の詳報は、月刊ジャーナリズム7月号で掲載予定だ。

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『朝日新聞記者のネット情報活用術』

電子書籍版がキンドルiブックストア楽天koboなどで配信中

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