ビッグデータの先のオープンフロー

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06/19/2012 by kaztaira

こんなリリースが送られてきた。「Mozilla、全米科学財団と共同でオープンイノベーションプロジェクトを設立

 オープンソースブラウザのファイアーフォックスを手がけるモジラ財団と全米科学財団(NSF)が、「モジラ・イグナイト」というプロジェクトを立ち上げるという。

 どうも、話題のSDN(ソフトウェア定義ネットワーク)/オープンフロー関連のプロジェクトのようだ。
 このプロジェクトは、ホワイトハウスが13日に発表した「USイグナイト」の一環だという。

ホワイトハウスの発表によると、「USイグナイト」は、100近い団体と60を超す研究機関が連携し、毎秒1ギガビット、「プログラム可能な」超高速ブロードバンド・ネットワークを活用するサービスやアプリケーションの開発に取り組むという。

 NSFが取り組んで来た次世代ネット開発プロジェクト「GENI」の流れをくむとのこと。
 ここで言う「プログラム可能な」ネットワークがSDN(ソフトウェア定義ネットワーク)。ネットワーク機器の抜き差しと設定で行ってきたネットワークの操作を、ソフトウェアベースで可能にするというものだ。
 クラウド・コンピューティングでは、1台のサーバーをソフトウェア的に複数台に見立てるといった「仮想化」の技術が活用されているが、SDN/オープンフローによって、ネットワークも「仮想化」されていくというイメージが近いのかもしれない。
 そのためのネットワーク制御技術が「オープンフロー」と呼ばれている。このSDN/オープンフローの推進のため、昨年3月にはグーグルやフェイスブック、マイクロソフト、ヤフーなどの大手が非営利団体「オープンネットワーキング財団(ONF)」を設立している。
 SDN/オープンフローが注目されている背景として、ONFの報告書は3点を上げている()。
 ・スマートフォンやタブレットといった機器を通じたITの〝一般消費者化〟
 ・クラウドの広がりによるアジャイル(機敏)なインフラ対応の需要
 ・「ビッグデータ」によるデータセンターの恒常的なスケール(規模拡大)圧力
 モバイル、クラウド、ビッグデータの先にあるのが、SDN/オープンフロー。そして、この新潮流をホワイトハウスも後押しする、という図式のようだ。
 「モジラ・イグナイト」は、このためのアイディアを一般から募り、優秀作品に賞金50万ドルを用意するのだという。
 SDN/オープンフローは日本でも注目を集めている。ONFには富士通、日立、NECも名を連ねているし、NECは「USイグナイト」のスポンサーでもある。
 先週、幕張で開かれたインターロップでも、「オープンフロー・ショーケース」でデモが公開されていた。

 インターロップのネットワーク技術のショーケース「ショーネット」の今年のテーマは「リボーン・トゥー・ザ・フューチャー(未来に向けた再生)」。モジラ・イグナイトが掲げるのは「ビルド・アップス・フロム・ザ・フューチャー(未来からのアプリの構築)」。

 改めて、〝未来〟がキーワードになる時代なのか、とも思う。

——

朝日新聞記者のネット情報活用術

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