新聞労連でソーシャルメディアを考えた

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09/18/2012 by kaztaira

3連休のなか日、日曜の朝から新聞労連青年女性部の全国代表者会議という所に呼ばれて、1時間ほど講演をさせてもらった。いただいたテーマは「新聞人とネット」。特にソーシャルメディアの扱いだ。

文京シビックセンターの会議室に集まったのは、北海道から沖縄まで、全国の新聞社から来た労連青年女性部の約60人。その名の通り、確かにみんな若かった。
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私の方は、拙著『朝日新聞記者のネット情報活用術』で取り上げたネット時代のジャーナリズムとソーシャルのかかわり、さらにビッグデータとデータジャーナリズムの広がりなど、メディア環境の変化を様々な実践例を交えてお話しした。

各地の新聞業社の現場の若手の人たちが、新聞の現状やソーシャルについてどんな見方をしているのか、実は、私の方が興味津々だった。その半面、ソーシャルやデータの話にどれほど興味を持ってもらえるのか、おっかなびっくりなところもあった。

だが、講演後の質問にも次々に手があがり、予定を30分超過してしまった。

質問の内容はかなり具体的。

「ソーシャルを始める動機、メリットは?」「プライベートと公式アカウントは使い分けるべきかどうか?」「ソーシャルは収益に結びつくか?」「ソーシャルでやっていいこと、いけないことの線引きは?」「ソーシャルを始めたいが、社内に詳しい人間もいない」「ネットの情報の信頼度と新聞社の役割は?」「地方紙にとってソーシャルに取り組むことの意味とは?」「新聞とネットの今後は?」

どこの新聞社でも、ソーシャルメディア対応をどうするか、何かしなければ、という思いは現場の感覚としても強いようだ。ただ、具体的に何をどうすればいいのか、がわからない。

私がおおよその答えは下記の通り。

・ソーシャルのメリット>紙では届かない層にアプローチできる。取材にもいかせる。

・プライベートと公式の使い分け>ケース・バイ・ケース。過去の書き込みが取材の申し込みなどに使って恥ずかしくないものなら同一でも。

・ソーシャルと収益>今のところ直接は結びつかない。読者との関係づくりをしていく中で、ビリヤードのようにいくつかのクッションを経て、収益につながる可能性はある。

・ソーシャルの線引き>名刺を持って言えないこと、できないことはしない。

・ソーシャルを始めるには>社内に詳しい人間がいなければ、専門家や積極的に取り組んでいる人たちに話を聞かせてもらう。危機管理を含めて社内の上層部、各部門と連携する。

・ネットの信頼度、新聞の役割>新聞社でもウィキペディアの偽情報を丸写しして、訂正を出す事例もある。まだ、メディア、ユーザーともネットのリテラシーについては手探り状態。ただ、情報の取り扱いの基本として、メディアが積み重ねてきた手法が役に立つことはある。

・地方紙にとってのソーシャルの意味>地方紙の強みは読者とのリアルの近さ。リアルとネットでさらに結びつきを強めることはできるのでは。米国の地方紙「レジスター・シチズン」では、ネットを活用する一方、編集局の一画をカフェとして市民に開放。まさにリアルとネットで読者と結びついている。

・新聞とネットの今後>ネットならではの新たな表現手法を切り開いていくのでは。

ただ、話すのに夢中になって、会場の写真を撮っておくのを忘れてしまった(かなりの人たちに撮られはしたけれど)。

※ちなみに私は非組合員なのだけれど・・・。

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