アプリとしてのニュース

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09/21/2012 by kaztaira

USA TODAYが紙のリニューアルとあわせて、ウェブのリニューアルも行っている。メディアプローブの藤村厚夫さんの書き込みで教えてもらった。

ベータ版での公開だが、かなり凝ったつくりになっている。

コンセプトは「ウェブベースのアプリ」だ。iPadのデザインが念頭にあったことは、ポインター研究所のインタビュー記事でもはっきりと語られている

iPadで触ってみるとわかるが(私の持っている初代iPadだと動きがややぎこちないが)、まさにタブレットのユーザーエクスペリエンスをイメージしてデザインされている。

画面の両サイドには、水平方向の画面遷移のための矢印「<」「>」が用意されていて、ちょうどiPadを持ちながら、それぞれ親指でジャンル間の移動やページめくりができる。

一記事の表示は、画像主体のグリッド型か従来のリスト型かを選択できるが、デフォルトはグリッド型。マウスオーバーで、見出しとリードの画面に反転する。

さらに一記事画面は、ジャンル画面にオーバーレイする形で表示され、「X」ボタンで消去、という念の入りようだ。

逆にUSA TODAYのiPad用アプリの方はロゴや”枠”のデザインこそリニューアルされたが、中身はほぼ以前のままで、逆にウェブ版のほうがiPadネイティブに見えてくる。

コンテンツがあふれすぎ、というニュースサイトの課題も、ユーザーが直感的にコンテンツを扱えるこのデザインによって解消されている。

上記のインタビュー記事にもあるが、デザインを手がけたのはスウェーデン発祥のクリエイティブエージェンシー「ファンタジー・インタラクティブ(Fi)」。かつての名作CMをウェブ時代にアップデートするグーグルとのプロジェクト「Re:Brief」(カンヌで銀)でも話題になったところだ。

ニュースを「アプリ」として編集するという考え方は、実はデータジャーナリズムに取り組む欧米のジャーナリストたちに共通している。4月末に「国際ジャーナリズムフェスティバル」を取材した時にも、データジャーナリストたちは編集とアプリ開発を同じレイヤーで語っていた。

この新サイト、もう少し丁寧に見ておきたい。

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