データジャーナリズム、身近な実例

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10/09/2012 by kaztaira

データジャーナリズムの実例が、割と身近なところにあった。朝日新聞デジタルが10月6日から公開している「揺れやすい地盤/災害大国 迫る危機」の特集ページだ。
 複数のデータをグーグルマップ上にマッシュアップしたデータジャーナリズムだ。

マッシュアップという言葉をよく聞くようになったのは2005年ごろ。ウェブ2.0のトレンドの中で出てきたように記憶している。

当時、最も有名だったのがハウジングマップだ。これはグーグルマップに、人気のコミュニティー型のクラシファイド(3行広告)サイト、クレイグズリストの不動産広告を位置情報に基づいて重ね合わせ、地図をクリックすると物件情報が吹き出しで表示されるというものだった。

当時、ドリームワークスにいたポール・ラーデマッヘルさんが開発したサービスで、ウェブ2.0、マッシュアップといえば、まずこのハウジングマップがあげられた。

ラーデマッヘルさんは、直後にグーグル入り。グーグルアースやグーグルマップのサービスを担当した後、テイスティーラボというベンチャーを共同創業している。

冒頭に紹介した「揺れやすい地盤」は、まさにこのマッシュアップの発想を踏襲している。

これは7日付け朝日新聞朝刊に掲載された特集記事「軟弱地盤に3800万人 地震、揺れ増幅の恐れ/災害大国 迫る危機」と連動した、いわゆるニュースアプリ。記事に関連するデータを基に、ユーザーがインタラクティブに使えるようビジュアル化したものだ。

サイトの説明によれば、主なデータの一つは防災科学技術研究所がウェブで公開している「地震ハザードステーション」の地盤情報。これに、国土交通省が公開している位置参照情報(大字・町丁目位置参照情報)を組み合わせてデータベース化。

ユーザーが自宅や通勤、通学先の住所を入力すると、その場所の「揺れやすさ」がグーグルマップ上に吹き出しで表示されるというアプリだ。グーグルマップ自体にも、揺れやすさを色のグラデーションで表す、いわゆるヒートマップが重ねてある。

このブログでは、これまでも海外のデータジャーナリズムの実例を取り上げてきたが、これは、国内のデータジャーナリズムの、非常にわかりやすい事例と言える。

(※情報開示:この事例は筆者の勤務先のものですが、筆者自身は関与していません。また、ここでの見解は筆者個人のもので、勤務先とは関係ありません)

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