『ネット情報活用術』への感想

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04/06/2012 by kaztaira

朝日新聞記者のネット情報活用術』の発売から3週間が過ぎ、いくつかの感想もいただいたので、このあたりで一度、まとめておきたいと思う(順不同)。

 本書は実用書であると同時に、ネット時代の情報とは何か、自ら情報を収集・発信する意味とは何かを考える内容となっています(中略)平さんが記者という立場で何を考え、情報の収集・確認(裏取り)・発信といった一連の作業で何を重視しているのかを知ることができる本書は、無味乾燥な解説書よりもずっと参考になることでしょう。
 小林啓倫さんのITmedia オルタナティブ・ブログ「シロクマ日報」で書評を掲載していただいた。
 新聞記者の方々が実際にどのように情報収集をして日々のアウトプットをこなしているのかというのは、単純に新聞やニュースサイトを見ているだけではなかなか見えてこない情報だと思います。
 この本では(中略)平さんのノウハウがかなり赤裸々に描かれていますので、プロの情報活用術を学びたい方には参考になる点がある本だと思います。
 徳力基彦さんのブログ「tokuriki.com」でも書評抜き読書メモとして取り上げていただいた。
 「デジタルネイティブ」ではあるものの「発信者」としては未熟な大学生、あるいは一般のネットユーザに対しても、非常に示唆のある内容となっている。
 (中略)
 普段から、ソーシャルメディアを含むネットを使いこんでいるユーザであれば、さほど新しい情報は出てこないのだが、大学で教えている立場からすると、整理の仕方は非常に参考になる。その中でも、Wikipediaを含む「ネット情報」の確かめ方に関する「確認」の項目は、学生はもちろんのこと、普段何気なく使っている大人にも役立つノウハウである
 敬和学園大学の一戸信哉さんさんには、「ICHINOHE Blog」でご紹介いただいた。
 面白かったし、一気に読めました。
 最近はネットの技術の進歩が目覚ましく、ついていくのがやっと。けど、ある程度使えないと困ることも多いです。
 この本は、新しいツールをどうやって使えば良いか、分かりやすく書いてあり、ガイドブック代わりになります。
 読書コミュニティー「ブクログ」での、nagacchi1さんのレビューだ。
 ”新聞やテレビでは、情報はパッケージにされ、一方的に読者や視聴者に届けられます。でもネットでは、情報はもっとずっとばらけていて、複雑な流れ方をしています”
 ”ソーシャルメディアや検索サービスを使って、積極的にその(ネットでの情報の)流れを追い、自分の欲しい情報を「収集」する力が、まず重要になります”
 藤村厚夫さんには、引用共有サイト「InBook」で、本書からいくつかの引用を抜き書きしていただいている。
 ソーシャルメディアの登場で、情報発信はコミュニケーション(会話、対話)になってきた。このメディアをわたしたちは、どう使いこなすのだろうか。世界をよりよくするために。というようなことを本書を読みながら思った。
 勉強会で知られるよしおかひろたかさんの、フェイスブックでの感想だ。
 「朝日新聞記者とネット情報活用術」を読んだ。先月お話を聞く機会があり、購入。事例が多く掲載されているのですらすらと読める。各章のまとめがわかりやすい。ネット時代の必読書と感じました。
  3月5日にメディア&コミュニケーション研究会の月例交流会に登壇させてもらった時に来てくれた@soichi_74さんは、ツイッターにこんな感想を書き込んでくれた。
 毎日、膨大な数の記事を発信し続ける新聞記者は、いったいどのようにして情報を収集しているのだろうか。その秘訣の一端が、本書のインターネットを使った情報活用術だ。新人記者に向けた記事がもとになっているということだが、一般向けの新書という形で出されたことにより、ライターやブロガーなど、情報を発信する立場にある者にはかなり参考になる1冊となっている。
 朝日インタラクティブが運営するCNETには、海老名久美さんの書評も|[ブックレビュー]新聞記者が教えるネット情報活用術
 アマゾンのレビューのように、期待した内容と違った、という指摘もあった。入門書的なガイドブックとしてまとめたため、すでにネットを存分に活用しているような読者には、既知の内容も多かったかも知れない。
 ただ、そのような感想も、いただけるのはありがたい。

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